アメックス(American Express)は、ステータスや特典が豊富なクレジットカードとして知られています。そのアメックスには、大きく分けて「プロパーカード」と「提携カード」の2種類のカードがあります。どちらのカードが自分に最適なのかを理解するためには、その違いを明確に知ることが大切です。今回は、アメックスのプロパーカードと提携カードの違いを解説します。
アメックスのプロパーカードとは?
プロパーカードは、アメックスが直接発行するクレジットカードのことを指します。兵士が描かれているあのカードです。国際ブランドとしての高いステータス性を持ち、充実した特典やサービスが魅力です。
・高いステータス
アメックスのプロパーカードは、世界的に信用度が高く、社会的地位を保証してくれるカードと言っても過言ではありません。
・豊富な特典とサービス
プロパーカードは、その特典の豊富さで知られています。
世界中の空港ラウンジを無料で利用できるプライオリティ・パスや、アメックス独自のセンチュリオン・ラウンジの利用も可能です。その他、ホテルの優待や旅行保険の特典が充実しており、ビジネスシーンや旅行などに最適です。
・手厚い保険・補償
アメックスのプロパーカードは、旅行傷害保険やショッピング保険など、手厚い保険・補償が付帯されています。海外旅行や高額な買い物をする際にも安心です。
・コンシェルジュサービス
プラチナカードやセンチュリオンカードなどの上級カードには、24時間対応のコンシェルジュサービスが付帯されています。旅行の手配やレストランの予約など、幅広いリクエストに対応してくれるので、忙しいビジネスパーソンにとって心強いサービスです。
ただし、プロパーカードには以下のデメリットもあります。
・年会費が高い
アメックスのプロパーカードは、一般的なクレジットカードと比較すると年会費が高めです。特に、ゴールドカードやプラチナカードなどの上級カードは、数万円以上の年会費がかかるものもあります。
・審査基準が厳しい
審査基準が公開されているわけではありませんが、アメックスのプロパーカードは、審査基準が厳しいと言われています。
アメックスの提携カードとは?
アメックスの提携カードは、アメックスと他社が提携して発行するクレジットカードです。航空会社、金融機関、百貨店など、さまざまな企業と提携したカードがあり、それぞれ独自の特典やサービスが用意されています。
・提携先企業のお得な特典
提携カードは、提携先企業のサービスを割引価格で利用できる特典や、マイルやポイントが貯まりやすい特典などが用意されています。例えば、航空会社との提携カードであれば、マイルが貯まりやすくなったり、空港ラウンジが利用できたりする特典があります
・比較的リーズナブルな年会費
提携カードの年会費は、提携先やカードの種類によって異なります。一般的に、プロパーカードよりも年会費が低めに設定されている場合が多いです。そのため、クレジットカード初心者や、年会費を抑えたい人におすすめです。
・審査基準のハードルがプロパーカードよりも低め
提携カードは、プロパーカードに比べて審査基準が比較的緩やかと言われています。年収や信用情報などが審査されることには変わりありませんが、プロパーカードよりは比較的簡単に発行することができます。
ただし、提携カードには以下のデメリットもあります。
・ステータス性が低い
提携カードは、プロパーカードに比べてステータス性が低い傾向があります。そのため、ステータス重視でアメックスカードを持ちたいと考えている人には向かないでしょう。
・ポイントプログラムが限定的
提携カードは、アメックス・ポイントではなく、提携先企業独自のポイントプログラムを利用する場合があります。何に使えるポイントかは提携先によるので、ご自身のライフスタイルに合ったポイントが溜まる提携先を選ぶと良いでしょう。
・保険・補償がプロパーカードとは異なる
アメックスカードには手厚い保険・補償が付帯されています、その対象はプロパーカード会員となります。提携カードは、保険・補償の内容がプロパーカードとは異なります。旅行傷害保険やショッピング保険などに加入したい場合は、事前に内容を確認する必要があります。
まとめ
アメックスのプロパーカードと提携カードにはそれぞれ異なる特徴とメリットがあります。
プロパーカードは、アメックスが直接発行するステータスの高いカードで、充実した特典やサービス、手厚い保険・補償が特徴です。しかし、年会費が高く、審査基準も厳しいため、特典を十分に活用できる人向けです。
一方、提携カードは、航空会社や百貨店などの提携先企業の特典が豊富で、比較的低額な年会費や緩やかな審査基準が魅力です。ただし、ステータス性や保険・補償の内容はプロパーカードほど充実していない場合があります。
これらの違いをよく見極めて、自身のライフスタイルや目的に合わせて、どちらのカードが最適かを選ぶことが重要です。